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東レアローズ プレーオフ懸かる中、手痛い1敗 バレーボールVリーグ

 バレーボールのVリーグは3日、沼津市総合体育館などで行われ、V1男子の東レは地元でジェイテクトにフルセットで敗れ、15勝17敗となった。東レは第1セット、ジュースの攻防を32―34で落とした。ジェイテクトの堅守の前に、サイドアウトを取るのに苦労した上、サーブミスが多く連続得点が奪えなかった。ミドルブロッカーの速攻やパイプ攻撃を織り交ぜて対抗し、フルセットに持ち込んだが、第5セットは決定力の差が出た。

東レ-ジェイテクト スパイクを放つ東レの小沢=沼津市総合体育館
東レ-ジェイテクト スパイクを放つ東レの小沢=沼津市総合体育館

ジェイテクトにフルセット 重圧でミス連発
 プレーオフ進出が懸かる重圧か、連戦の疲れからか東レはジェイテクトに手痛い1敗を喫した。強打で17得点したアウトサイドヒッター小沢は「サイドアウトが取り切れないストレスがあり、リードしていても劣勢のような感じがした」と、肩を落とした。
 第1セットを32―34で失った。「先に行かれたことで自分たちを疑いだしてしまった」と小沢。チャンスボールを得点につなげられず、スパイクミスでの直接失点も多かった。「負けられないプレッシャーの中でいかに精度を上げてプレーできるかが大事」と篠田監督。フルセットに持ち込む粘りは見せたが、劣勢は覆らなかった。
 途中、内定選手が流れを変えようと奮闘した。アウトサイドヒッター山田(早大、清水桜が丘高出)が強打でポイントを上げ、セッター小野寺(国際武道大)がサービスエースを決めるなど、ベンチメンバーがもり立てた。「スタメンの状態が上がらない時に誰が出ても同じパフォーマンスを出せるようにしないと」と山田。
 現在6位の東レ。7位東京GBが連勝したため1勝差に迫られた。9、10日は東京GBのホームで直接対決がある。小沢は「連勝して自力で(プレーオフを)つかむ」と気持ちを切り替えた。
 (運動部・結城啓子)
▽男子
ジェイテクト 11勝21敗
 3(34―32 23―25 25―19 22―25 15―7)2 
東レ 15勝17敗

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