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田方農高 高校生全国大会「押し花」10連覇 フラワーデザイン部、「華道」優勝にも意欲

 函南町の田方農高フラワーデザイン部の生徒がこのほど、全国高校生押し花コンテストで10年連続の最優秀賞を獲得した。12日には京都市で開かれる華道コンクールの全国大会にも出場する。10連覇の勢いに乗り、もう一つの全国タイトル獲得へ意欲を燃やしている。

コンクールに向けて作品の構想を考える生徒。手前は押し花コンテストの最優秀作品=函南町の田方農高
コンクールに向けて作品の構想を考える生徒。手前は押し花コンテストの最優秀作品=函南町の田方農高

 押し花コンテストは10月に審査が行われ、島田紗椰さん(3年)、鈴木芽生さん(2年)、杉山諒子さん(同)のグループが出品したタペストリー「海の恵み」が最優秀の文部科学大臣賞を受賞した。アジサイやカーネーション、モミジなどの花や葉を貼り付け、3人が大好きな海鮮丼を表現した。4月からデザインを構想した力作で、島田さんは「10連覇への重圧はあったが、協力してきれいな作品ができた」と喜んだ。
 華道コンクールの全国大会「Ikenobo花の甲子園」には、島田さん、鈴木さん、佐野日莉さん(3年)でつくるチーム「紗莉生」が出場する。9月に静岡市で開かれた県大会で優勝し、2年ぶり2度目の出場を決めた。3人が1人10分ずつバトンタッチしながら「故郷」をテーマに作品を制作し、3分間の発表も含めて審査される。
 使用する花材は大会まで分からないが、3人は天城連山や狩野川を表現する作品を構想し、「発表では静岡の特産物や文化について方言を交えて伝えたい」と意気込む。
 (三島支局・岡田拓也)

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