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函南町 自民、組織力で奪還【静岡県議選 戦いの軌跡】

 新人の岩田徹也氏が無所属現職の広田直美氏との一騎打ちを制し、自民が議席を奪還した。かつて広田氏を支援した細野豪志氏(衆院静岡5区)の全面的な支援を受け、仁科喜世志町長、党支部との一枚岩の体制を築き組織力で勝った。
 岩田氏は出馬表明した昨年11月以降、町内全域を地道に回り浸透を図った。街頭演説では、函南町生まれとして郷土愛を語った。消防団やPTAの活動で築いたつながり、父から継いだ自動車整備会社で築いた信頼も奏功し、支持を広げた。国会議員や無投票当選した他選挙区の県議が弁士として駆け付け、国や県とのパイプ役を担えることも示した。
 連合静岡推薦の広田氏は女性候補に期待する層や高齢層の支持を集めた。しかし、前回選の得票から千票以上を減らし、細野氏が相手陣営に回った影響を拭えなかった。新型コロナウイルスの影響で、有権者と直に接することができない時期が続いたのも響いた。

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