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避難のあり方考える 函南町民、19年の台風19号教訓

 大雨の浸水想定区域に位置する函南町塚本区の避難行動連携会議(同町主催)が21日、同区公民館で開かれた。区役員や民生委員、避難者名簿登録者ら約30人が参加し、町に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号を教訓に避難行動のあり方を考えた。

台風19号を教訓に意見を出し合った避難行動連携会議=函南町塚本
台風19号を教訓に意見を出し合った避難行動連携会議=函南町塚本

 3グループに分かれたワークショップでは、参加者が台風19号でどのように避難したかを紹介した後、避難の「タイミング」「どこへ」「誰と」「持ち物」について話し合った。台風19号で町外の親戚宅に避難した男性は「理想は前日の避難だが、危険が迫らないと現実味が湧かない」と語り、独り暮らしの高齢女性は「外に出れば危険。2階で水が引くのを待つしかない」と述べた。
 家族が離れている場合の安否確認やペットへの対応などさまざまな意見が寄せられ、グループ間で共有した。塚本区の被害想定や避難場所、自主防災組織の役割についても町職員が説明した。

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