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土砂災害備え 各地で訓練 函南 避難所やトイレ 設置の流れ確認

 函南町は4日、土砂災害対応防災訓練を同町丹那の農村環境改善センターなどで行い、避難所の開設や運営、避難誘導の流れを確認した。

避難した住民を受け入れる職員=函南町丹那の農村環境改善センター
避難した住民を受け入れる職員=函南町丹那の農村環境改善センター

 前日深夜からの累計雨量が200ミリを超え、今後も1時間当たり30ミリ以上の降雨が予測されるとの想定。土砂災害の危険性が高い丹那地区を対象に午前9時半、避難指示が出たという訓練メールが発出され、地元消防団や自主防災組織の誘導で住民が同センターへ避難した。
 県内では梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、土砂崩れなどの被害が発生したばかり。足立安男区長(66)は「四方を山に囲まれ、何が起きるか分からない。区として1人も犠牲者を出すわけにはいかない。危機感を持っていきたい」と真剣な表情で訓練に臨んだ。
 函南東小では、災害時のトイレ設置訓練も実施。避難所での衛生面や健康面を考慮した避難生活を確保するため、町職員がトイレ用資機材の利用法や設置場所、排せつ物の処分方法を確かめた。

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