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函南中生 文楽の奥深さ味わう 人形遣い体験も 県文化財団 出前講座

 静岡県文化財団は10日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「人形浄瑠璃文楽」を体験する出前講座を函南町仁田の函南中で開いた。2年生約300人が伝統芸能の奥深さや魅力を味わった。

文楽の奥深さを解説する技芸員=函南町仁田の函南中
文楽の奥深さを解説する技芸員=函南町仁田の函南中

 公益財団法人文楽協会の技芸員6人が訪れ「太夫」「三味線弾き」「人形遣い」の役割について解説した。太夫は、千人近い客の前でも肉声で語るため腹に力を入れて声を出す必要があり腹帯などの道具を使うことを紹介。登場人物による笑い方や喜怒哀楽の表現方法の違いも説明した。代表生徒は人形の動かし方を体験した。
 出前講座は、国内外の芸術家が県内の小中学校に出向き、本物の文化芸術を届ける「グランシップ子どもアート体験」の一環。文楽の講座は毎年2、3校ずつ開催している。

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