テーマ : 函南町

不適切盛り土、新たに1カ所確認 函南町

 函南町は4日の町議会3月定例会で、昨年4月に静岡県が公表した町内の不適切盛り土10カ所のうち桑原地区の2カ所が是正された一方、昨年末に同町平井で新たに1カ所が確認されたと明らかにした。岩城仁(清風会)の答弁。
 不適切盛り土9カ所のうち是正に向けた協議が進んでいるのは3カ所のみ。是正が進まない理由として、土砂の搬出先が見つからないことを挙げた。県盛り土規制条例による土砂搬出の規制強化のため処分場新設がなく、既存施設の処分費高騰も背景にあるとした。同町丹那の不適切盛り土の是正に向けては、県とともに事業者との話し合いの場を昨年11月に設けたと報告した。
 また、町は町内の耐震化について、町耐震改修促進計画に掲げる2025年度末の耐震化率95%について「達成は難しい」との見通しを示した。旧耐震基準で建築された木造住宅に対する耐震補強工事の補助金申請は21年度6件、22年度3件、23年度5件にとどまり、耐震補強ではなく建て替えを検討する対象世帯が多いことも影響しているという。兵藤慎一氏(無会派)への答弁。

いい茶0

函南町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞