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世界の名山と交流復活 日本富士山協会 訪問団歓迎へ

 富士山と世界の名山の交流が復活する。富士山周辺の自治体や観光団体などでつくる日本富士山協会と「友好山提携」を結ぶ中国と台湾の訪問団が今月、相次いで来日する。協会はそれぞれ歓迎レセプションを開き、コロナ禍で途絶えていた往来の再開を喜ぶ。
 上野裕吉事務局長(74)は「顔を合わせて親しくなれば踏み込んだ交流ができる。富士山のあり方を考えるヒントも得たい」と期待を込める。
 文化と自然の要素を併せ持つ世界遺産、複合遺産の泰山(たいざん)を有する中国・泰安市の訪問団は20日に富士山麓に入る。協会の訪問団が訪中した2017年以来の往来。同日夜に山梨県富士吉田市で開くレセプションでは、情報発信強化や交流促進を確認する。
 富士山をしのぐ標高3952メートルの玉山を有する台湾の山岳団体「中華民国山岳協会」は23~27日、4年ぶりに来訪する。十国峠(函南町)や富士山本宮浅間大社(富士宮市)などを視察する。レセプションは25日。
 泰安市とは07年、中華民国山岳協会とは14年に友好山提携を結んだ。来年は日本富士山協会側の訪問団が中国と台湾を訪問する予定という。

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