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災害廃棄物への備え重要 函南町、経験者に学ぶ

 函南町は17日、管理職を対象に災害廃棄物処理研修会を町役場で開いた。災害連携協定を結ぶ企業などから講師を招き、仮置き場の設置方法や連絡体制など備えの重要性を学び、対応方法を確認した。

災害廃棄物処理に関する対応を確認した研修会=函南町役場
災害廃棄物処理に関する対応を確認した研修会=函南町役場

 全国各地で廃棄物処理施設を展開する大栄環境の担当者は災害廃棄物処理に関わった過去の仮置き場の状況や教訓を紹介した。自治体が計画で定めていない「勝手仮置き場」の事例では、大型トラックが近づけず処分に手間と時間がかかった点を強調。公園の土に廃棄物のくずが入り復旧に時間を要した点も伝え、事前周知の大切さや平時からの計画策定と継続的な見直しを推奨した。
 同町では2019年に台風19号に伴う大雨被害を受け、511トンの災害廃棄物が排出された。当時の検証や改善策についても共有がはかられた。

 

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