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函南町議会会派に資材高騰対策要望 JAふじ伊豆

 JAふじ伊豆三島函南地区本部は31日、函南町議会最大会派「清風会」との意見交換会を同JA函南支店(同町)で開いた。燃油や肥料、生産資材などの高騰によって打撃を受ける農家の経営状況を説明し、支援を求めた。

農家の経営状況について意見を交わした会合=函南町のJAふじ伊豆函南支店
農家の経営状況について意見を交わした会合=函南町のJAふじ伊豆函南支店

 担当者が2020年度と22年度で作物ごとにかかる経費の差を紹介。同町特産のスイカの場合、肥料や梱包(こんぽう)資材の高騰で1株当たり約100円、町内のスイカ農家に多い作付面積1ヘクタール当たりでは約60万円上昇し、農家の経営を圧迫しているという。
 農家の高齢化や担い手不足が深刻な中、高額な初期投資を理由に新規参入を諦める事例が発生したこともあり、町としての補助制度導入も求めた。同地区の後藤智浩本部長は「個人の努力だけでこの難局を乗り切るのは難しい。力を借りて取り組みを進めたい」と話した。

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