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盛り土、メガソーラー問題… 函南の課題、町長と語る ブロック懇談会

 函南町の各地区で抱える課題について住民と町が意見を交わし、町政運営に生かすブロック懇談会「町長と語ろう」が7日夜、同町丹那の農村環境改善センターで始まった。29日まで町内の小学校区ごとに5ブロックで開催する。

町内の課題について意見を交わしたブロック懇談会=函南町丹那
町内の課題について意見を交わしたブロック懇談会=函南町丹那

 初回の丹那小学区では、静岡県東部の業者が山中に造成した不適切な盛り土が議題に上がり、直下に生活する住民の不安や怒りについて地元区長が意見を寄せた。違法行為であれば「逮捕されるのが当然」としつつ、事業者が罰則を受けることで撤去作業が進まずに盛り土が放置される懸念も示し、町に対し「元に戻してほしいという住民の思いを一番に考え、粘り強く実効性ある指導をしてほしい」と訴えた。
 都内の業者が開発計画を進める同町軽井沢の大規模太陽光発電所(メガソーラー)については、町が当初計画ではなく昨年8月に提出された計画の変更届にのみ町条例に基づく不同意を出した対応について「非常に弱いと心配している」との声が上がった。仁科喜世志町長は「やれる範囲で対応している。当初からの不同意の姿勢は変わりなく貫く」とした。
 懇談会は8日夜に函南小学区を対象に行ったほか、20日に西小、28日に桑村小、29日に東小の各学区を予定している。いずれも午後7時から、町役場で行う。
 (三島支局・金野真仁)

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