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ふるさと納税推進へPT 函南町 寄付額振るわず 現状打開

 函南町は26日、ふるさと納税推進に向けた庁内プロジェクトチームを発足したと発表した。認知されていない町の地域資源を見いだし、町の魅力発信につなげる。仁科喜世志町長は同日の記者会見で「(町の魅力の)再発見につながる。地場産業の再出発の手がかりになってほしい」と述べ、寄付額や返礼品数の増加だけでなく地域活性化への期待を示した。
 2022年度の同町への寄付額は4430万円で、県内で31番目だった。町は寄付額が伸び悩む背景として、返礼品数の少なさがあると分析。現状を打開しようと、8月にプロジェクトチームを立ち上げた。
 メンバーは立候補形式で募集し、部署の垣根を越えた若手から幹部クラスまでの有志11人が集まった。新たな返礼品開発に取り組む「開発」、ポータルサイトの見直しや宣伝方法を考える「広報」、町内事業者の商品を返礼品として掘り起こす「開拓」の3班に分かれて取り組んでいる。
 職員らは町商工会と連携し、町内の食品加工業者などに返礼品への出品の呼びかけを開始。ポータルサイトに掲載する返礼品の見栄えを良くするためプロカメラマンによる撮影も行っている。

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