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絶滅危惧種「ガラパゴスリクイグアナ」の人工ふ化に成功 河津の動物園「iZoo」国内初

 河津町の動物園「iZoo(イズー)」は30日、絶滅危惧種ガラパゴスリクイグアナの人工ふ化に国内で初めて成功したと発表した。赤ちゃんイグアナは近日中に公開する。

ふ化したガラパゴスリクイグアナ=30日午後、河津町のiZoo(同園提供)
ふ化したガラパゴスリクイグアナ=30日午後、河津町のiZoo(同園提供)

 エクアドルのガラパゴス諸島の固有種で、全長20センチ、体重35グラム程度。29日から30日にかけて12頭が殻から頭を出した。卵はほかに4個あるため、さらに増える可能性があるという。
 当初は黒色と白色のまだら模様だが、成長するにつれて黄色に変化する。荒野でサボテンなどを食して生活していて、大きくなると全長1.2メートルほどにまで成長する。
 同園は2017年にガラパゴスリクイグアナを2頭導入。翌年に6頭を追加し、繁殖を目指していた。
 白輪剛史園長は「種の保存に向けて貴重なデータを得ることができる」と語った。

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