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アカウミガメの卵、113個確認 下田・多々戸浜で4年ぶり

 下田市の多々戸浜で11日、絶滅危惧種のアカウミガメの卵113個が見つかった。下田海中水族館(同市)によると、市内での産卵の確認は今季2回目で、同所では4年ぶりとみられる。

卵を確認する岡野さん=下田市の多々戸浜
卵を確認する岡野さん=下田市の多々戸浜


 同日朝4~5時ごろ、サーフィンに来ていた自営業野沢和弘さん(53)=茨城県=が砂浜を散策中、8の字状の足跡を発見。同水族館に連絡した。波打ち際約50メートル、深さ約50センチの穴からピンポン球大の卵が見つかった。卵は元の穴に戻し、周囲に保護用ロープを巡らせた。
 野沢さんは「皆が元気に海に帰ってほしい」と願いを込めた。
 近くの亜相浜では6月21日に上陸跡が見つかったが、産卵は確認できなかった。同館によると、時期と場所から、この時のウミガメが産卵した可能性があるという。飼育員の岡野司さん(29)は「まだ産卵シーズンは続くので、今年は例年より多くの産卵機会が確認できそうだ」と見通す。
 (下田支局・伊藤龍太)

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