テーマ : 動物・ペット

初夏告げる コマドリの声 富士山麓に飛来

 「ヒン、カララ…」。4月下旬、富士山麓の富士市内の林でコマドリの張りのある鳴き声が響き渡った。夏鳥として飛来し、繁殖地に向かう途中とみられる。茂みの中でしきりに鳴いたり、水浴びしたりする様子が見られた。

林の中を跳ね歩くコマドリ=4月下旬、富士市内
林の中を跳ね歩くコマドリ=4月下旬、富士市内

 スズメ目ヒタキ科で、体長は約14センチ。鮮やかなオレンジ色の羽毛をまとっている。鳴き声が馬のいななきに似ていることから「駒鳥(コマドリ)」と名付けられたようだ。
 ウグイス、オオルリとともに、鳴き声が美しい「日本三鳴鳥」に挙げられる。標高が高い山地のササ類が生い茂るような林床や渓谷で生息、繁殖するため、目にする機会が比較的少ない。
 

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