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ぬかるみ苦戦も楽しく オーナーら420人田植え 松崎石部棚田

 オーナー制で運営している松崎町の石部棚田で21日、一大行事の「田植え祭」が始まった。県内外のオーナーやトラスト会員、地元住民ら約420人が参加し、豊作を願って作業に汗を流した。22日まで。

楽しみながら田植えを行う参加者=松崎町石部
楽しみながら田植えを行う参加者=松崎町石部

 参加者は長靴を履いて田んぼに入ると、横一列になって苗を等間隔で植え付けた。曇り空の中、ぬかるんだ足場に苦戦しつつも、楽しみながら作業に取り組んだ。
 ことしは悪天候が続き、田植え前に水田周りを整備する「あぜ塗り」作業が難航した。石部棚田保存会や町は急きょ、ボランティアを募集するなどの対策を講じた。保存会の高橋博司副会長(84)は「無事に田植えを迎えられてほっとしている。多くの人の協力で成り立っている」と話した。
 自然豊かな環境で農作業が体験できる良さが評価され、ここ数年、石部棚田のオーナー会員は増加傾向にある。制度開始から20年目の昨年、最多の109組を記録し、ことしも106組が登録している。
 

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