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棚田のあぜづくりに汗 保存会メンバーや学生ら 松崎・石部

 松崎町石部の石部棚田で22日、5月中旬に控える田植えを前に水田を整備するあぜ塗り作業が行われた。地元の石部棚田保存会のメンバーや常葉大(静岡市駿河区)の学生ら約100人が汗を流した。

あぜ塗り作業に励む参加者=松崎町石部の石部棚田
あぜ塗り作業に励む参加者=松崎町石部の石部棚田

 あぜ塗りはモグラに穴を開けられたり、乾燥でひび割れたりした田の境目に泥を盛って水が漏れるのを防ぐ作業。保存会の高橋治会長は「秋の豊作のために重要な工程。けがをしないように気をつけて」とあいさつし、保存会メンバーとともに作業のこつを指導した。
 参加者は慣れない作業に苦労しながらも、鍬(くわ)を使って田んぼの中の泥をすくって盛り、塗り固めた。同大1年の水上恵斗さん(18)は「水を含んでいて泥が重い。形を作るのにも技術が必要だと分かった」と話した。
 あぜ塗りは23日にも行われる。棚田はオーナー制度を導入し、会員は収穫などの体験ができる。今年は県内外171人が会員になった。町は随時、会員を募集している。

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