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災害時に物資輸送 フェリー活用訓練 清水―松崎間

 静岡県、国土交通省清水港湾事務所、松崎町はこのほど、豪雨による土砂災害で西伊豆地域への陸路が寸断されたことを想定し、駿河湾フェリーを活用して清水港(静岡市清水区)-松崎港(松崎町)間で救援物資の輸送訓練を実施した。県や国の職員ら約100人が参加し、海路を使った支援策について確認した。

松崎町の松崎港に入港したフェリーから下船する車両=同港
松崎町の松崎港に入港したフェリーから下船する車両=同港

 災害時における海上からの支援体制強化が狙い。清水港を出港したフェリーが松崎港に入港すると、救援物資を積んだトラックなど9台が次々と下船し、クレーンで毛布などの生活必需品を荷下ろしした。被災した住民を小型の旅客船で西伊豆町堂ケ島から松崎港まで移送する訓練も行った。
 訓練は2021、22年にも開催予定だったが、悪天候で中止となっていた。県の担当者は「西伊豆地域の沿岸部は山も近く、災害時は道路が寸断される可能性がある。有事の際に備えて今後も定期的に行いたい」と強調した。

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