テーマ : 松崎町

記者コラム「清流」 地域存続へ議論に期待

 松崎町議選が4月に行われた。無投票の地域もあるなど地方自治体では議員のなり手不足が懸念される中、新人の出馬も一定数あり、選挙戦に突入。投票率は前回選よりも少し下がったが、70%を超え、町政への関心の高さを感じた。
 明確な争点はなかったものの、町の課題は山積する。特に人口減少問題は深刻だ。同町の人口は県内で最も少なく、赴任した昨秋はかろうじて6000人を超えていたが、5000人台になった。高齢化率も高く、今後さらに自然減のスピードが加速すると考えられる。
 地域存続のためには、町民が住み続けたい、帰ってきたい地域づくりと、町外の人が移住したいと思える地域づくりの両立が重要になる。町議選によって議会も刷新された。これを機に将来を見据えた議論の活発化に期待したい。
(松崎支局・太田達也)

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