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手作り弁当で高齢者応援 見守り活動の役割も 松崎「すみれ会」発足5年

 松崎町の60~70代女性でつくる有志団体「すみれ会」が、岩科地区の高齢者世帯に弁当を届けるボランティア活動を続けている。発足5年を迎えた今も月1回、旬の食材を取り入れた手作り料理を振る舞い、高齢者の生活を支える。

高齢者世帯に届ける弁当の準備をする「すみれ会」のメンバー=松崎町宮内の町環境改善センター
高齢者世帯に届ける弁当の準備をする「すみれ会」のメンバー=松崎町宮内の町環境改善センター


 同会は2017年に発足し、現在は8人で活動する。代表を務める大和みち子さん(73)が民生委員の経験を通じ、高齢の単身者や夫婦に対する食事支援の重要性を感じて立ち上げた。
 献立は、季節感のあるメニューを使ったり、栄養バランスを考慮したりして決める。弁当は、各メンバーが食材を持ち寄って仕上げた後、民生委員を通じて配布している。
 22年12月上旬、同町宮内の町環境改善センターで、89食分を準備した。クリスマスを意識し、ローストチキンやケーキをメニューに加えた。食事の提供は、高齢者の見守り活動にもつながっている。
 大和代表は「高齢者にとって、弁当を届けることが会話のきっかけになる。楽しみに待っていてくれる人のために続けたい」と抱負を語った。

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