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富士山を追った写真家・清水緑を紹介 富士で展示会

 昭和期に富士山を追った写真家清水緑(1884~1971年、東京)の作品を集めた展示会「冨嶽(ふがく)真景」が7月2日まで、富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。26~30日は休館。

清水緑の作品を紹介する展示会=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム
清水緑の作品を紹介する展示会=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム

 清水緑は、歌川広重などの浮世絵から影響を受け、富士山を撮り始めた。合成や着色をしない「ありのままの山」を捉えることに熱意を注ぎ、連日のように富士山周辺に通いフィルムカメラで撮影した。アマチュア写真家ながら出版社や政府などから多くの評価を受けたとされる。
 展示では、同館が家族から寄贈を受けた昭和初期の23点を紹介している。箱根の山や松崎町の海岸から撮影した写真など、富士山の手前に置く景色にこだわった作品も多い。
 同館の担当者は「天候などに左右され苦しみながら撮り続けた情熱が作品から伝わる」と話した。

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