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テーマ : 浜松市

広瀬(沼津工)が1位で準決進出 全国高校総体・ローイング 男子シングルスカル

 ローイング(旧ボート競技)の全国高校選抜大会が22日、浜松市天竜区の天竜ボート場で開幕した。男女各3種目の予選に県勢は7クルーが出場し、1着だった男子シングルスカルの沼津工・広瀬、男子ダブルスカルの新居など4クルーが準決勝に進んだ。有観客での開催は5年ぶり。23日は準決勝と敗者復活戦が行われる。

男子シングルスカルで準決勝に進んだ沼津工の広瀬=浜松市天竜ボート場
男子シングルスカルで準決勝に進んだ沼津工の広瀬=浜松市天竜ボート場
女子かじ付きクオドルプル予選で2着に入った浜松湖南=浜松市天竜ボート場
女子かじ付きクオドルプル予選で2着に入った浜松湖南=浜松市天竜ボート場
男子シングルスカルで準決勝に進んだ沼津工の広瀬=浜松市天竜ボート場
女子かじ付きクオドルプル予選で2着に入った浜松湖南=浜松市天竜ボート場


 持久力発揮 2位に大差
 男子シングルスカルの予選4組では、沼津工の広瀬が1着で準決勝へ進んだ。広瀬は「安定したペースでこぐことができた」と振り返った。
 持ち味の持久力を生かしたレース展開を見せた。中間の1000メートル地点まで激しい競り合いを続けた。「自分のレースを意識した。周りは気にしないようにした」という広瀬は、接戦でも焦ることなく最後まで一定のリズムを刻み、粘り強く首位でゴールした。無駄のない動きで体力の消費を減らし、2位と2・2秒の大差をつけた。
 食事の徹底管理や動画を使った研究など、ストイックな姿勢でボートと向き合ってきた。179センチの体もオールを使う上で有利にはたらく。目標は、過去に決勝で5位に入った母校の先輩を超えること。「決勝では4位以上に入りたい。準決勝を必ず突破する」と意気込む。
 (水窪支局・大沢諒)

 浜松湖南は2位突破 女子かじ付きクオドルプル
 女子かじ付きクオドルプルの予選第2レースに出場した浜松湖南は、2着で準決勝進出を決めた。スタートから500メートル地点までは混戦が続いたが強風に耐え、1000メートル地点2位で通過した。中盤以降もペースを崩さず順調に進み、3位に6秒以上差をつけてゴールした。
 2週間前には会場で1泊2日の合宿を行った。本番を想定して練習したことで全員の息が合い、おおむねイメージ通りのレース展開となった。部長の荒井は「自分たちに何が足りていないか、皆で普段から考えてきた。練習の成果が生きて本番でもあせらずに進めることができた」と話す。
 選手の自主性を重んじることで培われたチームワークが長所で、決勝進出を目標に定める。荒井は「厳しいレースになるが、予選で見えてきた改善点を確認して臨みたい」と意欲を示した。
 (天竜支局・平野慧)

▽男子シングルスカル予選
 「4組」①広瀬薫(沼津工)7分34秒94=準決勝進出
 ▽同ダブルスカル予選
 「1組」④浜松西(中山、鈴木)7分24秒31=敗者復活戦へ
 「3組」①新居(和田、平山)6分59秒73=準決勝進出
 ▽同かじ付きクオドルプル予選
 「4組」③浜松北(見山、河辺、岩田、白井、宮本)7分3秒93=準決勝進出④浜松湖南(藤井、岡部、大島、名波、影原)7分9秒50=敗者復活戦へ
 ▽女子かじ付きクオドルプル予選
 「2組」②浜松湖南(竹内、粟野未、荒井、粟野来、市川)8分21秒67=準決勝進出
 「3組」⑤浜松北(牛田、岡本、磯部、北野、柳生)8分22秒02=敗者復活戦へ

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