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思い出の園舎に「ありがとう」 建て替え前に園児ら窓や壁にメッセージ 静岡・新間杉の子幼稚園

 静岡市葵区の新間杉の子幼稚園(井上登美子園長)は11日、園舎の建て替え工事を前に「ありがとうの会」を同園で開いた。47年間地域保育を支えてきた園舎の窓ガラスや床、壁などに、園児や職員が感謝の気持ちを書き込んだ。

取り壊す園舎の窓にメッセージを書き込む園児=静岡市葵区の新間杉の子幼稚園
取り壊す園舎の窓にメッセージを書き込む園児=静岡市葵区の新間杉の子幼稚園

 現園舎は1975年に完成し、老朽化が進んだため15日に取り壊す。同じ敷地内に新園舎を建設し、9月から稼働する予定。
 園児約100人と職員は、園舎の各所にカラフルなペンで「ありがとう」の言葉や好きな絵を思い思いに描いた。堂々と許された“いたずら書き”を園児は夢中で楽しんだ。
 年長の山下惺愛(せな)ちゃん(6)は「新しい園舎ができたら遊びに来たい」と話した。自身と子ども2人が卒園生の中川真由美副園長(47)は「思い出がたくさんありすぎて涙が出る」と感慨深げに建物を見つめた。

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