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難関 1級小型自動車整備士37人全員合格 静岡工科自動車大学校

 静岡工科自動車大学校(静岡市葵区)を昨年度卒業した16期生のうち、自動車整備試験の中でも難関とされる1級小型自動車整備士の筆記試験を受けた37人がこのほど、全員合格を果たした。同試験の全員合格は同校初という。先輩の快挙に続こうと、在校生も日々の研修に励んでいる。

日々の研修に励む学生たち=静岡市葵区の静岡工科自動車大学校
日々の研修に励む学生たち=静岡市葵区の静岡工科自動車大学校

 試験は3月20日に行われ、合格通知は4月初旬に届いた。2級自動車整備士など他の試験を受けた16期生189人も全員合格した。
 指導した同校の五十嵐航平教諭によると、昨年度は新型コロナウイルス対策でリモートによる授業が中心だった。五十嵐教諭は「厳しい環境の中、生徒たちは本当に頑張ってくれた」とたたえた。
 1級自動車整備士試験は、筆記試験の合格者が口述試験を受ける。5月の口述試験に向け、16期生の稲葉直冬(なおと)さん(22)=同区=は「車に関するどんな悩みでも対応できる整備士を目指したい」と意気込んだ。
 (社会部・大沢諒)

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