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紅こうじ 自主回収相次ぐ イオンPB、DHCは台湾で

 小林製薬の紅こうじを使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、27日も紅こうじを含む商品の自主回収が相次いだ。イオンがプライベートブランド(PB)で食品7品目の回収を発表したほか、健康食品ディーエイチシー(DHC)が台湾で販売する製品を回収する。
 イオンはPBの「トップバリュ ベストプライス」の「回鍋肉の素」や「麦麹使用でふんわり肉まん」など食品7品目の自主回収を発表。
 DHCは、台湾で販売する「DHC濃縮紅麹」に小林製薬の紅こうじ原料の使用が確認されたとして回収を発表。日本で販売する同名の製品は小林製薬の紅こうじを使用していないという。
 熊本県甲佐町の森川健康堂は、子ども向けサプリメント「KIDSプロポリス」の自主回収を始めた。北海道旭川市の「ロバ菓子司(かしつかさ)」は「釜蒸し蔵」など4製品を対象とした。
170社以上使用  厚生労働省や消費者庁などは27日、小林製薬(大阪市)が製造した「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害への対応を協議する関係省庁連絡会議を開いた。厚労省は、同社製造の紅こうじを使った商品を扱う企業が170社以上あるとし、週内に開く調査会で専門家の意見を聞き、対応を検討すると説明した。
 同省は、小林製薬への26日のヒアリングで、昨年9月以降に製造された「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を摂取した人に健康被害が偏っているとの報告を受けたことも明らかにした。

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