地下スペース広告 廃止・新設を了承 浜松駅前、市景観審
浜松市景観審議会は28日、本年度会合を市役所で開いた。JR浜松駅前の地下スペースを活用した「エリアマネジメント広告」について、設置場所の廃止・新設を了承した。
官民でつくる「浜松まちなかにぎわい協議会」が運営する同スペースのエリアマネジメント広告のうち、ニーズが低い広小路地下通路エリアの柱巻き広告(6柱)とギャラリーモール・ソラモの地下柱ラッピングを廃止する。一方でバスターミナルと同駅を結ぶ地下道エリアは掲出希望が多いため、側道の西側壁面に設置場所を2カ所増設する。
広告収益は中心市街地のまちづくり活動などに活用されている。同協議会は収益と景観維持のバランスを重視して設置場所の見直しを検討していた。
審議会ではこのほか、浜名区中瀬の「西中瀬たぶの木公園」の保存樹「タブノキ」、中央区有玉西町の「市民の森」の指定解除が報告された。タブノキは公園整備に伴って管理が市に移管したことが理由。市民の森は送電線保全維持のため、樹木が伐採され、指定基準から外れた。