フィリピンに楽器寄贈、現地交流 浜松の学生団体 市長に成果報告
静岡文化芸術大を中心とする浜松市の学生ボランティア団体「HANDs(ハンズ)」が26日、フィリピンのダバオ市で展開した鍵盤ハーモニカの寄贈活動について、浜松市役所で中野祐介市長に報告した。
学生たちは同国で音楽教育の設備が充実していない現状を知り、浜松市民から寄贈された鍵盤ハーモニカを手入れして届ける活動に取り組んでいる。2023年度は1200台をダバオ市の小学校7校に贈り、2月に現地へ渡航して児童らと交流した。
報告に訪れたのは同大3年の瀧遥香さんと1年の芦原久瑠実さん、上田結愛さん、木下姫菜さん、渡辺琴心さん。支援するグローバル人財サポート浜松の堀永乃さんも同席した。学生たちは大量の楽器を収集、手入れした苦労を振り返り、「子どもたちが楽しそうに使っているのを見て達成感があった」「全員での合奏が印象的だった」などと充実した表情で話した。