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テーマ : 浜松市

遊具の安全確保で「指摘」 浜松市包括外部監査 都市公園テーマに報告

 浜松市は21日、2023年度包括外部監査の結果報告を受けた。23年度のテーマは「都市公園の整備と維持管理等に関する事務の執行について」。合規性や事務の効率性の観点で是正を必要とする「指摘」は141項目で、遊具の安全確保などが求められた。検討が望ましい「意見」は44項目だった。包括外部監査人の公認会計士内山昌美さんが市役所で、中野祐介市長に報告書を手渡した。

包括外部監査の報告書を浜松市の中野市長(左)に手渡す包括外部監査人の内山さん=同市役所
包括外部監査の報告書を浜松市の中野市長(左)に手渡す包括外部監査人の内山さん=同市役所

 報告書によると、市内の公園遊具2415件中、点検業者が国土交通省の指針も参考に生命の危険があるか重度の障害をもたらす「ハザード3」と判定した遊具は429件。現行基準で基礎は露出させないとしているのに、一部で急な斜面に露出した物があり「応急措置を実施するなど物的ハザードの除去に努める必要がある」と指摘した。
 危険木の把握を求める指摘も付けた。市公園管理事務所によると23年9月には、四ツ池公園(中央区)の木が根元の腐食とみられる影響で倒れ、公園沿いの市道で信号待ちしていた車に衝突し、運転手が肩などにけがを負う事故が起きている。樹木については景観形成に関する意見も付いた。
 中野市長は「魅力的で住みやすいまちになるため、整備と維持管理に取り組んでいく」と談話を出した。

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