倒木危険ある枯松 伐採駆除ほぼ終了 松くい虫被害 浜松市議会
清水克農林水産担当部長は松くい虫による松枯れ被害が深刻な中央区の三方原防風林と舞阪町民の森について、本年度末までに倒木危険性のある枯松の伐採駆除がおおむね終了することを報告した。久米氏への答弁。
市林業振興課によると、被害木の重点対策として、三方原防風林は2020年度から計約1400本、舞阪町民の森は21年度から計約2200本を伐採駆除している。清水担当部長は住宅や遊歩道などに隣接する倒木危険性の高い枯松に関し、三方原防風林は「(既に)駆除は完了した」と説明。舞阪町民の森については本年度末でおおむね終了する予定とし、「今後は残存する松の適正管理に加え、植栽による松林再生を進める」と述べた。
また、市は本年度、遠州灘海浜公園など公園の被害木計約200本を処理したほか、定期的な予防剤注入によって松の保全を進めていることなども報告した。