十二単で“おひなさま気分“ 浜松市浜名区・井伊谷宮でまつり
浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮で3日、「おひなまつり」が開かれた。十二単(ひとえ)の着付け見学と流しひな神事が行われ、多くの親子連れが子どもの健やかな成長を願った。
十二単はひな人形の女びなの装束。大学生杢屋幸さん(19)=中央区=が姫様役を務め、地元の紅ばら美容室が着付けを担った。来場した約100人は、着方や当時の文化などの解説を聞きながら見学や写真の撮影を楽しんだ。杢屋さんは「バランスが良くてすてきな衣装。お姫様になった気分で、貴重な経験になった」と笑みを浮かべた。
神事では、参加者は和紙で作られたひな人形を貼った絵馬に「無病息災」「おたんじょうびはやくきてほしい」などと願い事を書き込み、近くの神宮寺川に流しておはらいした。境内にはキッチンカーなど約20店舗が並んだ。