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テーマ : 浜松市

記者コラム「清流」 学校がなくなっても

 浜松市天竜区佐久間町の浦川小は2024年度末で閉校する。最盛期は約900人の児童が通っていた学校が、創立151年の歴史をもって幕を閉じる。少子高齢化が急速に進む北遠地域にとって、子どもが集まる学校の存在は大きく、取材で何度か訪れた私も寂しく感じる。
 浦川小の児童は25年度から同町の佐久間小へ通う。通学バスの計画作成や行事の見直しなど、話し合いが必要な要素は多い。浦川小の学習発表会で披露する「浦川歌舞伎」や地域学習など、伝統文化の継承の在り方も議論が求められる。
 両校は児童の合流を見据え、本年度から合同授業に取り組んでいる。子どもたちの仲は良く、授業も休み時間も笑顔を見せていた。学校がなくなっても、子どもたちの明るい笑顔は変わらないでいてほしい。
(水窪支局・大沢諒)

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