外国人市民2万8565人 昨年比1500人増、多国籍化 浜松市、浜名区に新指導拠点
浜松市は15日、市役所で開かれた2023年度市多文化共生推進協議会で、24年1月1日時点の外国人市民が2万8565人だったと報告した。23年と比べて約1500人増えた。
08年にピークの約3万3千人いた外国人市民は同年のリーマン・ショックで減少したが、近年は再び増加傾向にある。国籍別では1990年の改正入管法施行以来、ブラジルなど南米系出身者が多いものの、最近ではアジア系出身者も増え、多国籍化が進む。長期滞在可能な在留資格者の割合は7割。製造業の従事者の割合が高いという。
同協議会では日本語が苦手な外国籍中学生らが日本語を学ぶ「日本語指導拠点校」について、2022年度に開設した江南教室(中央区)に加え、24年4月から浜北北部中(浜名区)に浜北教室を開設することも報告した。