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テーマ : 浜松市

性差意識した研究発表 ゼブラフィッシュ活用例など 静岡大浜松

 静岡大男女共同参画推進室は14日、科学技術に性差の視点を取り入れて革新を目指す「ジェンダード・イノベーション」をテーマにした報告会を、浜松市中央区の同大浜松キャンパスの高柳記念未来技術創造館で開いた。

ゼブラフィッシュの研究を説明する徳元教授(右から2人目)=浜松市中央区の静岡大浜松キャンパスの高柳記念未来技術創造館
ゼブラフィッシュの研究を説明する徳元教授(右から2人目)=浜松市中央区の静岡大浜松キャンパスの高柳記念未来技術創造館

 農、理、人文社会科学など複数分野の同大教授ら6人が研究成果を発表し、交流を深めた。徳元俊伸教授(生殖生物学)はゼブラフィッシュの水槽にある化学物質を入れると、雄と雌の体内でそれぞれ異なる作用が起き、生殖行動が阻害された研究成果を紹介。人間の避妊薬への転用にも期待を寄せた。
 同推進室の本橋令子室長は、労働人口の減少や女性の人口流出など本県の課題を指摘。「ジェンダード・イノベーションを促進し、女性の流出に歯止めをかけ、地域の活性化に結びつけたい」とあいさつした。
 (教育文化部・鈴木美晴)

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