紙バンドで制作 平安時代の牛車 浜松市浜名区で展示
手芸などに使う紙バンドの作家・尾上弘さん(69)=浜松市中央区=の手がけた全長1メートルほどの「牛車」が、浜名区の万葉の森公園資料館で展示されている。月曜休館。
約半年かけて、紙バンドや木を使った牛や牛飼いなどを制作した。2ミリ角の角材をかみ合わせたり、紙バンドを一度ぬらして畳編みしたりするなど、細かな作業に時間を費やした。
大河ドラマ「光る君へ」で平安時代の関心が高まっていることを受け、制作に励んだ。尾上さんの作品のほか、源氏物語や平安王朝をテーマにした資料なども紹介している。尾上さんは「平安時代のゆったりとした日本文化を感じながら、作品を楽しんでもらえれば」と話した。