浜松・聖隷予防検診センターなど 健康食「春味」で いきいき テーマは「適正体重維持」 ドック利用者向け
浜松市の聖隷予防検診センターと聖隷クリストファー大が同センターの人間ドック利用者向け健康食「春味」を開発した。テーマは「適正体重を維持するための食事」。食物繊維をしっかりと摂取できる食材を使用し「適量をバランス良く食べる重要性を知ってほしい」との思いをメニューに込めた。
減量のための欠食や過度な糖質制限など偏った食生活を見直すきっかけにしてもらおうと開発した。「発芽玄米ご飯」「サワラのバジル焼き」「山菜のお浸し」など7品(735キロカロリー)。野菜を162グラム使用したほか、タケノコや菜の花など春の食材を取り入れ、フレイル対策として必要な栄養素を過不足なく摂取できる献立に仕立てた。
ゴボウをすりおろしたドレッシングを使うなど食物繊維や鉄分を豊富に含んだ「ひじきサラダ」と、甘みのある「みそ工房キシタ」(中央区)の麦みそを隠し味に使った「味噌(みそ)のパンナコッタ」は、聖隷福祉事業団保健事業部と同大による「SGE〓プロジェクト」の学生が考案。同センターの調理を請け負うヤタロー(同)がメニュー化した。
3月1日からの提供を前に28日、関係者が市役所でお披露目会を開いた。開発に携わった同大の大長みなみさん(3年)と大石侑香さん(2年)は「全ての年代の健康づくりに役立ってほしい」と話した。
※〓はハート(白)