コミ協の市長要望“第１号” 浜松市 西地域分科会から提出
浜松市が今年１月の行政区再編に合わせて施行した新たな住民自治制度「地区コミュニティ協議会制度」を活用し、中央区和地コミュニティ協議会が和地協働センター体育館のステージ設置を求め、中央区協議会西地域分科会の市長宛て要望として市に届けられた。新制度を活用した要望は市内第１号。２８日の西地域分科会で報告された。
要望の窓口となった市市民協働・地域政策課は、３月の西地域分科会で市の回答を明らかにするとした。同課の担当者は「せっかくできた制度。市側も極力、スピード感を持って回答していきたい」と説明した。
要望は現在のステージが重い上に老朽化していて危険、中学校の部活動地域移行に伴って生徒の利用機会増加が見込まれる、などの理由から、市による設備更新を求める内容。同協議会の役員が１月の西地域分科会で趣旨を説明し、分科会委員も賛同した。
１月施行の「区及び区協議会設置条例」は地区コミュニティ協議会が地域分科会を通じて市に要望できると規定。これらの要望に対して「市は回答をしなければならない」と明記した。これまでの地元要望と比べ、市の回答義務を定めた点が特徴になっている。
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