茶況(7月26日)台ならし番 数量伸びず 静岡市中
静岡市中に前日に続き、台ならし番茶の荷が届いた。相場は400円周辺から300円台半ばで推移している。燃油代など生産コスト増加が続く中、生産数量は前年と比べて伸び悩んでいる。
あっせん業者は「引き合いは一定量あるが、生産しない農家や工場が多い」と話す。牧之原地域の農家は「価格は400円を切っていて、収益確保ぎりぎりのラインで生産している」と話す。
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米国などへの緑茶の海外輸出が好調を維持している。輸出に取り組む郡部問屋は「受注は前年より多い。特に粉末茶に引き合いがある」と話す。日本茶輸出促進協議会は現状を「輸送のコストは高止まりしているが、出荷予定は立てやすくなってきた」とみる。