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テーマ : 経済しずおか

公共スペースにハンバーガーお届け 沼津市とマクドナルド連携、静岡県内初のサービス

 沼津市とマクドナルド沼津駅南口店は28日、JR沼津駅南口前の幹線道路内に設けた休憩スペースで注文できる「モバイルオーダー」サービスを始めた。静岡県内初の取り組みで、全国的にも珍しいという。

休憩スペースでスマートフォンを使って注文し、店員から届けられた商品を味わう利用者=沼津市大手町のパークレット
休憩スペースでスマートフォンを使って注文し、店員から届けられた商品を味わう利用者=沼津市大手町のパークレット

 店に隣接する休憩スペース「パークレット」で、マクドナルド公式のスマートフォンアプリを使い商品を購入すると、従業員が届ける仕組み。開始当日、早速アプリで注文し、晴天の下ベンチでハンバーガーを食べる人の姿がみられた。
 昨年10月、市が整備した駅前公共空間の利活用促進が目的。今回、市内でマクドナルド7店舗をフランチャイズ運営する「アンカー」が協力した。
 モバイルオーダーは2020年の導入後、全国的に普及。沼津駅南口店でも若者や会社員を中心に2割以上が利用する。川口真弓店長は「顧客は学校帰りの高校生が多い。屋外なら大人数の来客にも対応でき、地域貢献と顧客満足度向上につながりそう」と期待する。
 市まちづくり政策課によると、サービスは一定期間継続し、効果を検証する。同様のサービスを導入する他店舗も募っている。担当者は「店舗の外側に人流がにじみ出し、商店街につながる動線をつくるのが目的。本整備に向け、24年度は日替わりの飲食店やキッチンカー出店などの実証実験を検討したい」とした。
 (東部総局・菊地真生)

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