新事業創出へ意欲 光産業創成大学院大で入学式 浜松市
浜松ホトニクスなどが開設した浜松市中央区の光産業創成大学院大は2日、2024年度入学式を行った。20期生となる社会人3人が新事業の創出につながる技術開発に向けて決意を新たにした。
伊藤博康学長は「日頃の違和感を大事にし、深掘りしてほしい」と激励した。レーザー核融合発電の実現を目指すエクスフュージョン(大阪府)の石井雅樹さん(32)は「核融合に必要な要素技術を産業に応用し、新たな価値を生み出すことを目指したい」と抱負を述べた。いずれも浜ホト社員の重松恭平さん(34)と谷口宣明さん(29)は超高速レーザーや分光技術の研究に向けて意欲を語った。
同大学院は光技術を用いた新産業創出や起業家育成を目的に05年に開学した。標準的な修学期間は3年。