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特別支援学校卒業生の自分探しの場に 静岡市駿河区に福祉型大学校が完成

 4月に静岡市駿河区馬渕に開校する福祉型大学校「カレッジまどか」で24日、校舎の竣工(しゅんこう)式が開かれた。

4月開校に向け竣工式が開かれた「カレッジまどか」=静岡市駿河区馬渕
4月開校に向け竣工式が開かれた「カレッジまどか」=静岡市駿河区馬渕

 福祉型大学校は、特別支援学校高等部を卒業した障害者などが入学対象。同校には静岡県内の20人が入学する予定で、認知機能強化や性教育などのカリキュラムを経て社会生活に適応する能力を身につける。
 式典で国分聡子学長は「障害のある子どもたちの青年期の教育には時間をかけるべきだ。彼らが『自分を探せる』居場所にしたい」とあいさつした。来賓で参加した難波喬司市長は「スタッフは特別支援学校などで指導経験が豊富。誰もが学べる福祉の街づくりに向け市も注目している」と期待を込めた。
 完成した校舎は鉄筋造りの2階建てで延べ床面積は約280平方メートル。ガラス張りの明るい外観が特徴的で、1階に事務所、2階に三つの教室を配置する。

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