テーマ : 静岡市

米作り、仲間と支え合い 企画展合わせ棚田談義 静岡市駿河区

 静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムはこのほど、開催中の企画展「イネ・米・田んぼ」に合わせたイベントを同所で開いた。県自然史博物館ネットワークの天岸祥光理事長が同ミュージアムの佐藤洋一郎館長と対談し、稲作にまつわる自身の経験や成果を紹介した。

対談する天岸理事長(右)と佐藤館長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
対談する天岸理事長(右)と佐藤館長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
自身の体験を紹介する天岸理事長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
自身の体験を紹介する天岸理事長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
対談する天岸理事長(右)と佐藤館長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム
自身の体験を紹介する天岸理事長=静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアム

 天岸理事長は同市葵区の清沢地区で無農薬、無化学肥料で米を育てる市民団体「清沢塾」に2000年の結成当初から参加し、山間地帯の棚田で米作りに取り組んできた。自然災害によって田んぼに水を引くパイプに土石が詰まることが長年の課題だったといい、約10年かけて土石をせき止めるための新たな給水システムを塾のメンバーと発明したと述べた。
 天岸理事長が「20年以上続く同塾の活動は仲間と支え合いながら進めてきた」と話すと、佐藤館長は「指示がなくても、あうんの呼吸で各自がやるべきことに取り組んだ成果」とたたえた。
 企画展は24日まで。
 (社会部・鈴木志穂)

いい茶0

静岡市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞