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委託契約「一般入札が原則」 55件是正指摘 静岡市包括外部監査

 静岡市は14日、2023年度の包括外部監査結果の報告を受けた。22年度の民間企業などへの委託契約に関する財務事務の執行状況をテーマに監査が行われ、「説明の透明性に不足がある中、一般競争入札ではなく随意契約を締結している場合が多い」など、是正を求める「指摘事項」として55件が示された。

静岡市の難波市長に報告書を提出する村本監査人(左)=市役所静岡庁舎
静岡市の難波市長に報告書を提出する村本監査人(左)=市役所静岡庁舎

 委託契約は一般競争入札が原則との基本に立ち返り、全庁横断的な業務に共通する指摘として、対象業務の範囲拡大や、単独随意契約を継続する場合の説明に資する指針やガイドラインの策定、随意契約を助長する現在の委託契約マニュアルの記載変更などを求めた。報告の総論として、契約事務を統括する契約課のリーダーシップ発揮や、法務や個人情報の所管課との連携強化を期待した。
 今後の事務執行で考慮すべき事項の「監査意見」は24件だった。
 23年度の市包括外部監査人の公認会計士村本大輔さん(葵区)が市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に報告書を提出した。

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