テーマ : 浜松市

いじめ「再発防止を」 浜松の被害女性、会見で訴え

 浜松市の女性(18)が小中学生の時に受けたいじめに関して当時の学校の対応や市教委の調査が不適切だった問題を巡り、被害女性が10日、市内で初めて記者会見に臨んだ。女性は「今後、自分と同じ思いをする子がいないように現役の先生はきちんと対応してほしい」と訴えた。

被害の再発防止を訴えて初めて会見する被害女性=10日午後、浜松市中区
被害の再発防止を訴えて初めて会見する被害女性=10日午後、浜松市中区

 女性は長期間にわたっていじめを受けたことや、当時の教員の対応が不適切だったことを説明。「先生には親身になって話を聞いてほしかった。(対応が)間違っていたのに、謝罪してもらえないことは残念」と述べた。
 女性の精神的な負担を考慮し、会見への同席は冒頭のみとなった。同席した保護者と支援者は改めて鈴木康友市長や当時の市教委の担当者らに対面での謝罪を求め、「特に、当時の担当教諭に謝罪してほしい」と強調した。
 会見後、保護者らは市長と市教委に対し、謝罪の意思などを問う質問書を送付した。回答を踏まえ、訴訟も視野に今後の対応を検討する。

いい茶0

浜松市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞