中島屋グランドホテル、新装オープン 静岡の伝統工芸取り入れ刷新
静岡市葵区の中島屋グランドホテルが13日、昨年11月末から進めていた建物1、2階のリニューアル工事を終え、新装オープンした。改装部の随所に地元の伝統工芸技術を取り入れた。
1階のロビーには静岡ひき物、木工指物、駿河和染め、駿河竹千筋細工の技術を融合させたオブジェを複数配置した。アーツカウンシルしずおか(同市駿河区)のクリエーティブ人材派遣制度を活用し、デザイン事務所UO(浜松市中央区)が監修した。2階は喫茶スペースから、創作洋食を提供するダイニングバー「アーバー」に改めた。
ホテルを運営する中島屋ホテルズの鈴木健太郎社長は「静岡らしさをより発信できる仕上がりになった。ローカルホテルの象徴として、存在感を発揮していきたい」と話した。