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⚾静岡・草薙でプロ野球オープン戦 楽天ー日本ハム 鈴木大地(小山町出身)好機広げる一打

 プロ野球のオープン戦は9日、6試合が行われた。静岡市駿河区の草薙球場では楽天と日本ハムが対戦し、3-3で引き分けた。
楽天―日本ハム 9回、楽天・鈴木が左前打を放つ=草薙球場
 【評】日本ハムは開幕ローテーション候補の鈴木が5回2安打無失点とアピール。無四球でテンポよくアウトを重ねた。楽天は先発陣の一角を担う荘司が1回2安打2失点で緊急降板。後を受けたルーキー松田が3回無失点の好投を見せた。
1500安打まであと41本 「意識せず優勝目指す」
楽天―日本ハム 9回、左前打を放った楽天・鈴木=草薙球場
 楽天の鈴木大地(小山町出身)は草薙球場での日本ハムとのオープン戦に六回の一塁守備から出場し、九回に好機を広げる一打を放った。球団の野手では最年長の34歳。与えられるチャンスが減る中で確実に結果を出す集中力は健在だ。「競争が激しい中、生き残るためにワンプレーが大事になる。全力でやりたい」と一球一打に気合を込める。
 1500安打まであと41本に迫っている。「今は意識しているけれど、開幕したら意識することはない。そこが目標ではないので」。昨年は楽天に移籍後初めて開幕1軍を逃した。謙虚に受け止め「まずは1軍に残りレギュラーを取り、優勝を目指す。そうすればおのずと1500本につながる」。
 コロナ禍が明けて客足が戻り、この日の草薙球場には7273人が訪れた。「今までの中で一番入っているのでは。野球って楽しいと思ってもらえるように、はつらつとプレーしたい」と語った。
(運動部・結城啓子)

日本ハム奈良間(常葉大菊川高出) 高3夏、静岡大会決勝以来の草薙“凱旋”
楽天―日本ハム 9回に出場し、三塁の守備に就く日本ハム・奈良間=草薙球場
 日本ハム2年目の奈良間大己(常葉大菊川高出)が地元・草薙球場にプロとして“凱旋(がいせん)”。楽天とのオープン戦で九回に三塁の守備につき、名前がコールされると球場は温かい拍手に包まれた。草薙の土を踏むのは、甲子園出場を決めた高3夏の静岡大会決勝以来で「懐かしい」と奈良間。
 この日は打席に立つチャンスはなかったがキャンプでは「引き出しを増やし、確率を上げること」に試行錯誤しながら取り組んできた。開幕1軍へ、アピールは続く。「あす(10日)はしっかり出られるようにして、静岡の皆さんに頑張っている姿を見せたい」と意欲を口にした。
楽天―日本ハム 9回、楽天・鈴木が左前打を放つ=草薙球場楽天―日本ハム 7回、打席に向かう楽天・堀内=草薙球場楽天―日本ハム 1回、日本ハム・野村が適時打を放つ=草薙球場楽天―日本ハム 8回から途中出場した楽天・堀内(左)=草薙球場楽天―日本ハム 試合前、ファンの声援に応える日本ハム・新城監督=草薙球場
(写真はいずれも写真部・二神亨)

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