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テーマ : 選挙しずおか

告示後初の週末 候補者、街中へ商業施設へ 県内各地で熱弁響かせ【静岡県知事選】

 26日投開票の静岡県知事選が告示され、初の週末を迎えた11日、各候補者は人出の多い街中や商業施設を遊説して回り、政策や主張を有権者にアピールした。国会議員が応援に入った陣営もあり、好天に恵まれた県内各地で熱のこもった活動を繰り広げた。静岡県内で支援を訴える(左から届け出順)森大介氏、鈴木康友氏、大村慎一氏
 共産党県委員長森大介氏(55)=同党公認=は告示後初めて県西部に入り、森町、袋井、磐田市で街頭演説を行った。主にスーパーの前を選び、持論の「くらし最優先」を強調して買い物客らに最低賃金引き上げに向けた政策を訴えた。選挙カーから「最大の争点はリニア問題」と連呼しながら住宅街の路地をきめ細かく回り、知事選への関心を喚起。「リニアストップをぶれずに貫く」との姿勢を前面に押し出した。
 無所属の元浜松市長鈴木康友氏(66)=立憲民主党、国民民主党推薦=は県東部、中部に重点を置いた。沼津市のイベント会場では、東部への医大誘致などに意欲を示し「西部の鈴木康友から、静岡県の鈴木康友になる」と宣言。静岡市内の商店街や公園でも街頭活動を展開し、市長時代に培った「決断と実行力」をアピールした。主婦や女子高生に記念撮影をたびたび求められるなど、知名度の高さをうかがわせた。
 無所属の元副知事大村慎一氏(60)=自民党推薦=が巡ったのは富士、静岡、焼津の3市。清水区の商業施設では、県中部を産業や人材の拠点にし、「地の利を生かし、車輪の真ん中のようなハブにする」との構想を披露。畜産農家の牛舎も訪れ、1次産業の振興に注力する姿勢を示した。上川陽子外相(衆院静岡1区)が応援に駆けつけ「特定の地域や企業に偏らず、皆の代表として知事に押し上げよう」と呼びかけた。
 政治団体「個人の尊厳党」代表横山正文氏(56)、アパート経営村上猛氏(73)、コンサルティング会社社長浜中都己氏(62)も立候補している。

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