掛川のハウス茶園で初摘み 31日の高天神社例大祭で献茶
掛川市上土方嶺向のビニールハウス茶園「高天神ハウス茶園」で25日、新茶の初摘みが行われた。生産者団体の土方良質茶研究会メンバーやJA遠州夢咲の職員ら約20人が丁寧に新芽を摘んだ。31日の高天神社例大祭で献茶する。
同会によると、今季の生育は順調だったが、摘採直前の寒暖差が激しかった上、強風によるハウス破損に伴う凍霜害で管理に苦労を強いられた。早川正宏会長(71)は「献茶で単価の安定と農作業の安全を祈願したい」と話した。
摘み取った茶は約4キロ。地元の大城茶手揉(も)み保存会が製茶して奉納する。茶園は高天神城跡北側の搦手(からめて)門の近くにある。