茶況(3月18日)国内発祥の地「丸子の紅茶」 都内企業が新商品
地方創生事業などを手がけるAbout Better Place(アバウト・ベター・プレイス、東京都、中川みどり代表)はこのほど、国産紅茶発祥の地静岡市駿河区丸子の和紅茶を広めようと、新商品「丸子紅茶26(にろく)」を開発した。
国産紅茶ブランド「丸子紅茶」の製造技術を確立した村松二六さん(同区)の紅茶を使用。村松さんの紅茶に魅了された中川代表=静岡市出身=が缶やパッケージ制作などをプロデュースした。品種別の「紅富貴(べにふうき)」「紅ふじ」と、村松さんの妻時枝さんの名を冠した「ときえ」の3種。ときえはミルクティー用に独自配合した。
中川代表は「二六さんの丸子紅茶の魅力をより多くの人に知ってもらいたい」と話し、村松さんも「今後は和紅茶発祥の地を海外にもPRしていきたい」と思いを込める。
1缶ティーバッグ10個入りで各1500円。同区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」のほか、県内外のイベント会場などで販売する。
(経済部・垣内健吾)