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テーマ : 経済しずおか

浜松工高定時制×商議所の就業支援 全国キャリア教育奨励賞

 浜松市中央区の浜松工高定時制が浜松商工会議所と連携して2022年度から取り組む就業支援事業がこのほど、経産省と文科省のキャリア教育推進連携表彰奨励賞を受けた。生徒の工業教育の学びを在学中から地域の中小製造業で生かすとともに、人材確保に悩む企業の課題解決に貢献する。「ものづくりの学校の特徴を生かした浜松モデル。全国への波及が期待できる」と評価された。

就業支援事業の受賞を報告する浜松工高の花崎武彦校長(左)ら=浜松市内
就業支援事業の受賞を報告する浜松工高の花崎武彦校長(左)ら=浜松市内

 通学前の日中時間帯を活用して働く意欲がある生徒と、地元企業をマッチングする。学校での事前企業説明会で引き合わせ、インターンシップ(就業体験)に参加した上で、アルバイトなどで就業する。22、23年度の2年間で延べ35社が事業に参加し、インターンシップには1~4年の同57人が臨んだ。実際に12人が就業し、1人が正社員内定につながったという。
 浜松工高の花崎武彦校長と教員が浜松商議所を訪れ、斉藤薫会頭に受賞を報告した。花崎校長は支援事業を機に在学中から工業系で働きたい入学生が増えたと紹介し、「今後も浜松に人材を輩出する役割を推進していきたい」と述べた。浜松工高で始まった連携事業は、現在浜松市内の他の県立高定時制課程にも広がっている。

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