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個性豊か ふんどし人物戯画 富士宮の伊藤さん 静岡市葵区で個展

 富士宮市の戯画(ぎが)作家伊藤千史さんの個展「五百裸漢現る!」(実行委員会主催)が9日、静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」で開幕した。会場を活用した文化プロジェクト「Art@東静岡(アート・アット・ヒロバ)」の第12回企画展。

白井静岡大名誉教授(右)とのトークライブで自身の作品を語る伊藤さん=静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」
白井静岡大名誉教授(右)とのトークライブで自身の作品を語る伊藤さん=静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」

 円形の広場に白、黄など4色ののぼり旗を計約60本立て、一つ一つにさまざまな表情のふんどし姿の人物を墨で描いた。伊藤さんの代名詞的なモチーフを野外でダイナミックに展開した。コンテナを活用したギャラリーには、ふんどし一丁の男を描いた無数の布製造形物をつるし、空間作品として紹介している。
 伊藤さんは個展初日に会場で白井嘉尚静岡大名誉教授とトークライブを行った。人物の絵が広場に林立するさまを「古戦場のようだ」と形容した。
 個展は24日まで。観覧時間は午前11時~午後6時。
 (教育文化部・橋爪充)

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